通年採用とは?新卒一括採用との違いや注意点・企業の探し方をプロが解説

コラム

通年採用とは、どのような採用方法?
通年採用ならいつでも応募できる?

就活を進めるなかで通年採用という言葉を知り、どのような学生が対象になるのか、いつまで応募できるのか気になっていませんか?

結論からいうと、通年採用とは、企業が採用時期を春に絞らず、年間を通じて必要なタイミングで学生を募集・選考する仕組みです。
一括採用の時期に就活できなかった人も、応募先を探しやすい点がメリットです。

ただし、1年中いつでも同じ条件で応募できるとは限らないため、気になる企業を見つけたら早めに募集状況を確認しましょう。

この記事では、通年採用と一括採用の違いや、新卒で通年採用を受けるメリット・注意点を解説します。
通年採用を実施している地方企業の探し方も紹介するので、自分の希望に合う企業を探す際の参考にしてみてください。

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通年採用とは|時期を限定せずに採用活動を行う仕組み

通年採用とは、春などの決まった時期だけに限定せず、企業が年間を通じて採用活動を行う方法です。
ただし、通年採用を行うすべての企業が、1年中いつでも応募を受け付けているとは限りません。

「春・夏・秋の年3回に分けて選考する」「採用予定人数に達するまで募集を続ける」など、実施方法は企業によって異なります。
通年採用の求人を探す際は、企業ごとの募集時期や応募条件を確認することが大切です。

ここでは、一括採用との違いや、新卒採用で通年採用が広がっている背景を解説します。

  • 通年採用と一括採用の違い
  • 新卒採用で通年採用が広がっている背景

通年採用と一括採用の違い

通年採用と一括採用の主な違いは、企業が学生を募集・選考する時期です。

以下の表で、それぞれの違いを見ていきましょう。

通年採用 一括採用
募集時期 年間を通して、または複数の時期に募集する 主に春に新卒者をまとめて募集する
選考時期 企業ごとに異なり、年に複数回実施する場合もある 春から夏にかけて選考をまとめて行うことが多い
特徴 春の選考後も応募できる可能性がある 春の募集期間を過ぎると応募できない場合がある

春の一括採用が終了したあとに就活を始めた場合、すでに応募を締め切っている企業もあります。
一方、通年採用を行う企業であれば、夏や秋からでも応募できる可能性があります。

ただし、通年採用は「いつでも同じ条件で応募できる」という意味ではありません。
採用予定人数に達した時点で募集を終了したり、時期によって募集する職種や採用枠が限られたりすることもあります。
気になる企業を見つけたら、募集要項を確認し、受付中のうちに応募準備を進めましょう。

夏以降に就活を続ける場合は、秋採用も選択肢の1つです。
秋採用の実施時期や企業の探し方は、以下の記事で詳しく解説しています。
秋採用は厳しい?9月以降でも内定を目指せる理由と企業の探し方5選

新卒採用で通年採用が広がっている背景

新卒採用で通年採用が広がっている背景には、採用時期の早期化・多様化があります。

インターンシップや早期選考を実施する企業が増え、就活を始める時期は年々早まっています。
一方で、すべての学生が同じ時期に活動するわけではありません。
学業や課外活動、公務員試験などを優先し、春以降も就活を続ける学生もいます。

企業が春の一括採用だけを行っていると、異なる時期に就活する学生と出会う機会を逃してしまいます。
募集時期を広げることで、より多くの学生に応募してもらえるため、必要な人材を確保しやすくなるのです。

また、春の採用で予定人数に届かなかった場合や、内定辞退が出た場合に採用枠を補う目的もあります。
このような理由から、一括採用を中心としながら、通年採用も組み合わせる企業が増えています。

新卒で通年採用を受けるメリット3選

通年採用は、学業やアルバイトと両立したい人や、就活の途中で応募先を見直したい人にとって、自分の状況に合わせて企業を探せる点が魅力です。

ここでは、新卒で通年採用を受けるメリットを3つ紹介します。

  • 学業やアルバイトと両立しながら就活を進めやすい
  • 就活を始める時期が遅れても応募先を探しやすい
  • 就活の途中でも志望業界や職種を見直しやすい

学業やアルバイトと両立しながら就活を進めやすい

通年採用は応募時期の選択肢が多いため、学業やアルバイトの予定に合わせて就活を進めやすい点がメリットです。

一括採用では、多くの企業のエントリーや選考が同じ時期に集中します。
授業やゼミ、アルバイトなどと重なると、十分な準備ができないまま説明会や面接に参加することになりかねません。

一方、通年採用を行う企業も選択肢に加えれば、忙しい時期を避けて応募することも可能です。
前期は授業や実習を優先し、夏休み以降に応募先を増やすといった進め方もできます。

とはいえ、時間の経過とともに採用枠が少なくなるのも事実です。
就活を「後回しにする」のではなく「計画的にスケジュールを組む」ことが大切だと理解しておきましょう。

就活を始める時期が遅れても応募先を探しやすい

就活を始める時期が周囲より遅くなっても、通年採用を行う企業まで視野を広げれば、応募先の選択肢を増やせます。

たとえば、公務員試験から民間企業への就職に切り替えた人や、研究発表が落ち着いてから就活を始めた人は、春の一括採用に間に合わないこともあるでしょう。
通年採用も含めて探せば、その時点で募集している企業まで選択肢を広げられます。

就活の開始が遅れたからといって、最初に見つけた企業へ急いで決める必要はありません。仕事内容や勤務地、働き方を比較し、自分に合った働き方ができる企業を選ぶことが大切です。

就活の途中でも志望業界や職種を見直しやすい

就活の途中で「この業界は自分に合わないかもしれない」と感じた場合でも、通年採用を行っている企業に目を向けると、応募先を見直せます。

就活を始めた時点では、仕事内容を具体的にイメージできていない学生も少なくありません。
選考を受けるなかで、興味のある仕事や自分が重視したい条件が次第に見えてくるでしょう。

たとえば、営業職を中心に受けていたものの、選考対策や自己分析を続けていくと「決められた作業に集中する仕事のほうが向いている」と気づくことも。
通年採用を行う企業を探せば、途中から事務職や製造職などに方向転換したあとも、新たな応募先を探せます。

就活の途中で気づいたことを整理しながら、自分に合いそうな企業を探し直せることも、通年採用のメリットです。

新卒で通年採用を受ける際の注意点3選

通年採用には、自分の状況に合わせて応募しやすいメリットがある一方、企業ごとに採用スケジュールが異なるため、情報収集が不可欠です。

ここでは、新卒で通年採用を受ける際の注意点を3つ紹介します。

  • 募集情報を自分でこまめに確認する必要がある
  • 時期によっては応募できる企業や採用枠が限られる
  • 就活を終える時期を決めにくく長期化する可能性がある

募集情報を自分でこまめに確認する必要がある

通年採用は、企業によって募集開始や応募の締め切りの時期が異なります。
採用状況に応じて追加募集が始まるケースもあるため、自分でこまめに情報を確認することが大切です。

1週間前に募集していなかった企業でも、その後、採用ページを見ると新しい求人が掲載されていることがあるかもしれません。

就活サイトや企業の採用ページ、大学のキャリアセンターなどを定期的にチェックしましょう。
気になる企業を一覧にして、週に1回確認する日を決めておくと、募集を見逃しにくくなりますよ。

時期によっては応募できる企業や採用枠が限られる

春の選考で予定人数の多くを採用した企業では、夏や秋以降に残っている募集枠が少ないかもしれません。
また、希望する職種の採用が先に終了し、別の職種だけが残るケースも見られます。

たとえば、企業全体では通年採用を続けていても、希望していた事務職は受付を終了し、営業職や技術職のみ募集していることもあるでしょう。

「通年採用だから後からでも応募できる」と考えて先延ばしにせず、興味のある企業を見つけたら、募集職種や応募条件、締め切りの時期を確認することが大切です。
応募するか迷っている場合も、説明会への参加や企業研究など、できることから早めに進めておくと安心です。

就活を終える時期を決めにくく長期化する可能性がある

通年採用に期待し「もっと自分に合う企業が見つかるかもしれない」と探し続けると、就活が長期化する可能性があります。
学業やアルバイトと就活の両立が長く続き、気持ちが疲れてしまうかもしれません。

就活の長期化を防ぐには「夏休みまでに内定獲得を目指す」「条件を満たす企業から内定を得たら就活を終える」など、自分なりの目安を決めておくことが大切です。

明確な第1志望がなくても、仕事内容や勤務地、給与など、働くうえで譲れない条件を2~3個に絞っておくと、応募先や内定先を選ぶ基準になります。

地方で通年採用を行っている企業の探し方5選

地方で通年採用を行っている企業の効率的な探し方を、以下で5つ紹介します。

  • 大学のキャリアセンターで募集中の求人を確認する
  • 新卒応援ハローワークやジョブカフェで相談する
  • 自治体や商工会議所の求人・合同説明会情報を確認する
  • 気になる企業の採用ページで募集状況を確認する
  • 地方特化型の就活サイトで募集中の企業を検索する

大学のキャリアセンターで募集中の求人を確認する

大学のキャリアセンターでは、大学とつながりのある企業や、同校の学生の採用実績がある企業の求人を紹介してもらえる可能性があります。
卒業生の就職先や過去の選考内容を確認できれば、応募先を選ぶ際の参考になるでしょう。

キャリアセンターの担当者に、あなたの希望を具体的に伝えて相談するのがおすすめです。
求人の紹介だけでなく、応募書類の添削や面接練習を受けられる場合もあるため、選考対策にも活用できますよ。

新卒応援ハローワークやジョブカフェで相談する

新卒応援ハローワークは、大学などの卒業予定者や卒業後間もない人を対象とした就職支援機関です。
ジョブカフェは都道府県が設置する施設で、若者の就職に関する相談や求人紹介などを行っています。

「地元で働きたいけれど、応募先が決まっていない」という段階でも利用できます。
勤務地や興味のある仕事、希望する働き方を伝えると、現在応募できる求人を一緒に探してもらえるでしょう。

滋賀には、ジョブカフェとして「しがジョブパーク」があります。
キャリア相談から書類添削・面接練習といった実践的なサービスまで、オーダーメイドな就活支援が受けられます。

自治体や商工会議所の求人・合同説明会情報を確認する

自治体や商工会議所のWebサイトでも、地元企業の求人や合同説明会に関する情報を確認できます。

「希望する地域名+合同説明会」「希望する地域名+新卒就活」などで検索すると、自治体が運営する就職支援サイトやイベント情報を見つけられます。

まだ希望する業界や職種が決まっていない人も、どのような企業があるのかを知る機会として調べてみるのがおすすめです。

気になる企業の採用ページで募集状況を確認する

働いてみたい企業がある場合は、公式サイトの採用ページを直接確認しましょう。
就活サイトに掲載していなくても、自社の採用ページだけで応募を受け付けている企業もあります。

確認する際は、応募資格や勤務地、募集の締め切り日など詳しく見ておくことが大切です。
「通年採用」と記載されていても、一部の職種のみ募集していたり、予定人数に達した時点で受付を終了したりすることも考えられます。

現在募集がない場合も、すぐに選択肢から外さず、問い合わせ窓口が設けられていれば、今後の募集予定を尋ねるのも1つの方法です。

地方特化型の就活サイトで募集中の企業を検索する

希望する地域に特化した就活サイトを利用すると、地域に本社や事業所を置く企業を中心に、地元企業の求人を効率よく探せます。

地元の企業情報や説明会・就職イベントなどの日程がまとめて掲載されているサイトもあるため、まだ応募先が決まっていない人にも役立つでしょう。
気になる企業を見つけたら、企業の採用ページも併せて確認すると、最新の募集状況を把握できます。

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引用:しがキャリ

サービス名 しがキャリ
公式サイト https://shiga-career.jp/
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利用料金 無料
運営会社 株式会社いろあわせ

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まとめ|通年採用でも募集を見つけたら早めに応募しよう

通年採用とは、春などの決まった時期に限定せず、企業が年間を通じて採用活動を行う方法です。
一括採用の時期に就活ができなかった人にも応募の機会があり、学業やアルバイトと両立しながら就活を進めたり、途中で志望業界・職種を見直したりできます。

ただし、通年採用だからといって、1年中いつでも応募できるとは限りません。
採用予定人数に達すれば募集が終了し、時期によっては希望する職種の採用枠が残っていない可能性もあります。

募集情報はこまめに確認し、興味のある企業を見つけたら、後回しにせず応募準備を始めることが大切です。

滋賀で通年採用を行う企業を探している人は「しがキャリ」を活用してみてください。
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通年採用についてよくある質問

通年採用についてよくある質問をまとめました。

Q.通年採用を行う企業はやばいですか?
Q.新卒の通年採用は難しいですか?
Q.通年採用にはいつ応募するのがよいですか?
Q.既卒でも通年採用に応募できますか?

Q.通年採用を行う企業はやばいですか?

A.通年採用を行っているからといって、やばい企業とは限りません。

通年採用を実施する理由は、幅広い学生と出会いたい、春の採用だけでは予定人数に届かなかったなど、企業によって異なります。

心配な場合は、応募する前に仕事内容や離職率、残業時間などを確認すると安心です。

Q.新卒の通年採用は難しいですか?

A.通年採用だからといって、必ずしも一括採用より難しいわけではありません。
ただし、応募する時期によっては採用枠が少なく、募集から内定までの選考が短期間で進む企業もあるため、注意が必要です。

選考の難しさや進め方は企業によって異なるため、募集要項やスケジュールを確認し、選考の準備を早めに進めましょう。

Q.通年採用にはいつ応募するのがよいですか?

A.気になる企業が募集していることに気付いた時点で、早めに応募するのがおすすめです。

通年採用と書かれていても、採用予定人数に達すれば募集を終了する可能性があります。
また、時期が遅くなるほど、希望する職種の採用枠が少なくなることも考えられます。

「通年採用=いつでも応募できる」と考えて先延ばしにせず、興味のある企業を見つけたら応募準備を始めましょう。

Q.既卒でも通年採用に応募できますか?

A.企業が既卒者を応募対象に含めていれば、通年採用に応募できます。

ただし「卒業後3年以内」「就業経験がない人」などの条件が設けられている場合があります。
新卒採用ではなく、中途採用の対象になる企業もあるため、募集要項の応募資格を確認しましょう。
判断できない場合は、企業の採用担当者へ問い合わせて確認するのが確実です。

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